選び抜いた色が活きる、明るく広々とした住まい。

D様ご夫妻は賃貸から持家に住み替えるのを機に自分好みの住まいにしたいと、中古マンションを購入してリフォームすることに。LDに隣接する和室を洋室に変え、間仕切り壁にブルーグレーの色が印象的な室内窓を造作。空間のアクセントになるだけでなく、光が入り明るい雰囲気を演出します。室内窓と同色を塗装したLDKの造作ドアをはじめ、キッチンのアクセントクロスやトイレ、収納に至るまで色を効果的に取り入れた住まいで、D様ご夫妻は自分らしい暮らしを満喫されています。

LDKと洋室の間仕切りは、ふだんは開けて広いスペースを確保。閉めれば来客用のスペースになり、将来はお子さまの勉強部屋にも活用できます。

奥さまがご希望された室内窓は、扉を閉めても向こう側の様子がわかって安心なうえ、光が入る効果も。ご夫妻でインテリアの本などから室内窓のある例をチェックし、研究していたそう。

今ヨーロッパで流行している鮮やかな色づかいを取り入れたキッチン。元気が出るイエローグリーンのクロスは、天井やキッチン本体、フロアとのコーディネートを考えながら貼るスペースやボリュームまでこだわりました。

元は独立したキッチンでしたが、家族皆さまで料理を楽しむことができるよう廊下に面した壁を開口し開放的に。キッチンの背面に広めのカウンターを造作しました。

メーカーフルオーダーのリビングへのドア。ブルーグレーの色やデザインだけでなく、ガラスやハンドルまでひとつひとつ選ぶことで、オリジナルな建具に。

洋室のオープン棚は、背面の壁を美しい花柄のクロス貼りにして「見せる収納」に。
棚板はすべて可動式で、収納するものに合わせて高さが変えられます。

ご夫妻のプライベートルームは、薄いブルーグレーのクロスを貼りLDKとは異なる穏やかな雰囲気に。

リビングのドアを移設し廊下の一部と合わせてLDKに取り込むことにより、キッチンからダイレクトに行けるようになった洗面・浴室。洗面台のモザイクタイルは、D様ご夫妻がたくさんの種類から選び抜いたこだわりのカラーです。

お手持ちのマレーシアのタイルを使って仕上げた、遊び心のある壁の演出。現場や打合せのテーブル上であれこれ入れ替えながら並び順を決めて行ったので、思い入れの深さもひとしお。

トールサイズの玄関収納を入れて収納量が増えたため、玄関まわりはすっきり。リビングに通じるブルーグレーの扉がここでもアクセントになっています。