戸建住宅からマンションへ。人生の新たなフェーズを楽しむリノベーション

戸建住宅から、眺望の素晴らしいマンションへと住み替えられたKさまご夫妻。
光あふれるコーナーサッシのあるリビングルームを中心に、シンプルで上質な空間へとリノベーション。インテリアのトレンドをおさえながらも、手入れのしやすさも追究した「用と美」を兼ね備えた住まいで、人生の新たなフェーズを迎えました。

洋室１との仕切りをオープンにすると、約36㎡になる広々とした空間が広がります。キッチンにいても、ソファに座っていても、窓からの眺望を楽しめるように、必要な家具だけでコーディネートしたすっきりとしたLDK。床暖房を敷設した床は、木目の質感が際立つダイケン・トリニティシリーズのチェストナット柄でナチュラルにまとめています。

ビスが打ち込めるようにクロス用下地合板を使った壁に、KさまがDIYでテレビ壁掛け金具を取り付けて、テレビを設置しています。「リビングの魅力は、窓からの眺め。眺望を邪魔しないように、照明やテレビの配置が目立ちすぎないように考えました」とKさま。

洋室１とリビングを仕切る上吊り3枚連動引き戸タイプの可動壁を閉じたところ。LDKのインテリアに合わせて、イタリア・カルガリス社のモダンなエクステンション型ダイニングセットをコーディネートしています。

窓からの眺望を楽しみながら料理ができるキッチン。「ペンダントタイプの照明をつけると眺めを遮ってしまうので、天井直付・直管のシーリングタイプを選びました」とKさま。ダイニング側には食器収納スペースが設けられています。

シンクと加熱調理機器との間の調理スペースが広い、トクラスのシステムキッチンをセレクト。以前は通路側にあった収納スペースを、キッチン側で使えるオープン棚に変えました。

「リビング側からみると目立たない位置にあり、抜群の収納量があります。調理家電類やお掃除ロボットも収納できて便利です」とKさま。

リビングルームとの壁を撤去して可動壁に。通路側からの出入り口を閉じて、収納スペースを広くとりました。

シンプル＆ナチュラルな内装の予備室。床は既存床に上貼りしています。

秘密基地のような、遊び心あふれるKさまの居室。ベッドで映像が楽しめるようにと窓際に設置したプロジェクター用のスクリーンや、おしゃれな照明装置やローボードも、KさまがDIYで作られたもの。

窓辺の梁をフローリング調の壁クロスで下り天井風にまとめて、床材とコーディネート。ラスティックなインテリアに仕上げました。

TGRVが黒のライティングレールを設置して、Kさまがご自分でプロジェクターを取り付け。ベッドのヘッドボードを利用したマガジンラックや、個性的な照明器具など、Kさまのアイディアを具体化した楽しくてスタイリッシュな空間に。

フロートタイプの玄関収納と床材は既存を活用。エントランスの床材とコーディネートした人造大理石の框や、大理石のような色調と質感の床材・壁紙が既存の木製建具類とバランスよくコーディネートされて、ホテルライクな上質感あふれるエントランスホール。

ホテルライクな洗面脱衣室。洗面化粧台の両サイドの壁はマグネットボード下地で仕上げ、浴室と同じように、タオルハンガーの位置を必要に応じて動かすことができます。洗面化粧台下左側のオープンスペースを利用して、KさまがDIYで作成したゴミ箱も重宝しています。

ランドリーパイプからシャワーフック、ミラー、シャンプーのディスペンサーにいたるまで、取り外しや移動ができるマグネットタイプを採用。手入れのしやすさと使い勝手を考え、Kさまご夫妻がネットで探し出されたアイテムです。

マットなパネルを薄墨色の見切り材で納めています。